CaとP ~調節機構~

こんばんは、Hide です。

段々寒くなってきましたね。ここ最近飲み会が続いていてブログ更新が滞っていました。可能であれば毎日更新したいですが、なかなか厳しいかもしれませんね。

 

さて今日は初めての医療編ということで、CaとPの生理的調節機構についてお話します。

 

CaとPってものすごーく苦手です。

なんでかというと、とにかくややこしい。

要するに、調節機構が複雑で絡みあっているんですね。

でも、一度は向き合っておけば、あとは繰り返して覚えるのみ! 

というわけでいきましょう。今日は生理的調節機構、それぞれの作用機序ですね。

 

Caを調整する部位は、①腎臓 ②小腸 ③骨 の3つに分け、
Caを調整するホルモンは、 Ⅰ:PTH Ⅱ:ビタミンD(VitD) Ⅲ:FGF23 
の3つに分けます。これらを体系的に分けて考えることがとても大切ですね。
全部ごっちゃになってしまうと苦手意識がでてしまいます。
 
それぞれのホルモンの働きについては以下の通りです。
 
【Ⅰ:PTHの作用】
低Ca血症に反応し副甲状腺から分泌される。
①腎臓でのCaの再吸収を促進し、P排泄を促進する。
③骨吸収促進(破骨細胞の骨破壊促進)により、CaとPを上昇させる。
Ⅱ:1α-hydroxylaseの活性を刺激して活性型VitD3の濃度を上昇させる。
 
【Ⅱ:ビタミンD
〈合成〉
食事摂取or紫外線刺激により皮膚でコレステロールから合成される。
肝臓で水酸化され、25(OH)D =カルシジオール(calcidiol)となる
腎臓近位尿細管で1α-hydroxylaseで水酸化され1-25(OH)2D3=カルシトリオール(calctriol)となる。
 
〈作用〉
②小腸でCa、P吸収を促進する。
③骨細胞からFGF23の分泌を刺激する。
Ⅰ:PTH合成を抑制する。
 
【Ⅲ:FGF23】
FGF23=線維芽細胞増殖因子23=fibroblast growth factor
リン摂取に反応して骨細胞から分泌される。
〈作用〉
①腎近位尿細管でのNa/P共輸送体の発現を抑制しリン排泄を促進する。
Ⅰ:PTHの合成や分泌を抑制する。
Ⅱ:腎近位尿細管の1-αhydroxylaseの発現を抑制し、活性型VitD3濃度を低下させる。
 活性型VitD3の分解をするcalctriol24-hydroxylaseの発現を促進し、活性型VitD3濃度を低下させる。
 
というわけで、ホルモン同士も相互的に作用があったりするからややこしいんですね。